1 :鳥獣戯画 ★:2022/06/01(水) 20:10:18 ID:CAP_USER.net
■「導体」「絶縁体」「熱膨張」などなどバトルを盛り上げるのはキャラクターと理科知識!
バトルマンガだからといって、とにかく「最強のビーム」を出し続けた方の勝利……というわけにはいきません。その過程において読者を魅了してやまない駆け引き、知略、頭脳戦が展開されています。また一見、なんでもアリの能力系バトルであっても、その世界観のなかで私たちの知っている「理科知識」を応用して、相手を出し抜くシーンはいつだって胸が熱くなります。
その際たる例としては、「科学知識」を駆使して闘う『Dr.STONE』(原作:稲垣理一郎、作画:Boichi)が挙げられるでしょう。同作の戦いで扱われるアイテムは専門性も高いですが、中学校レベルの理科知識があれば仕組み自体は理解できるものばかりです。
この記事ではバトルマンガやアニメでもたびたび用いられ、「理科知識」を具体的な作品・場面とともに紹介していきます。なお2次元作品において科学知識の「正確さ」を求めることは、「無粋」とすることにします。
●バトルマンガの王道「理科知識」といえば……ご存知「熱膨張」
とあるライトノベルの主人公が拳銃をコーヒーに浸し、発砲不能にしたのは有名ですが、そもそも「熱膨張」とは物体の体積が温度の上下によって増減する性質のことで、知識自体は小学校の理科の教科書に掲載されているくらい一般的なものです。例えば風船を温めると膨らみ、冷やすとしぼむといった実験を見たことある人も多いでしょう。現在、「熱膨張」という言葉自体が半ばネットミームと化してしまいましたが、この原理自体はバトルマンガと非常に相性がよく、他の作品でもたびたび戦闘を盛り上げてくれています。
例えば『DRAGON QUESTダイの大冒険』(監修:堀井雄二、原作:三条陸、作画:稲田浩司)で氷炎将軍の異名をもつ敵・フレイザードは、切りかかってくる相手に対し先に炎、次に吹雪で攻撃し、そこで生まれる急激な温度差によって相手の鎧を砕くという極めて「理科の実験」的な戦法を使いました。作中でもパプニカ三賢者のひとり・アポロが、「冷たい食器に急に熱湯を注ぐと砕けるように」と的確な解説を入れてくれています。
●ゴムは電気を通さない「絶縁体」
バトルマンガにおいて、「電磁砲」「雷」など「電気」由来の能力は欠かせません。こうした「電気」を駆使した戦闘で大活躍するのが、「電気を通す物質=導体」「電気を通さない物質=絶縁体」というこれまた基礎的な理科知識です。
絶縁体の代表的な例といえば「ゴム」です。これをバトル作品と言って良いのかはさておき、アニメ『それいけ!アンパンマン』(原作:やなせたかし)でも、電気を放出する「くらげまん」というキャラに立ち向かうため、アンパンマンはゴム手袋を着用します。幼少期から「ゴムは電気を通さない」という理科知識は、私たちの心に刷り込まれていたのです。
さらにこれまた超国民的マンガ『ONE PIECE』でも、「ゴロゴロの実」の能力者で雷を操る最強の神エネルとの対戦において、ルフィが「ゴムゴムの実」の能力(=絶縁体)という設定をこれでもかと活かし、相手の攻撃を無効化させました。
●水は電気を通す「導体」もバトルマンガでは欠かせない理科知識
「絶縁体」とは真逆の「電気をよく通す物質=導体」の存在もまた、バトルを盛り上げる心強いパートナーです。なかでも「水」が「電気」をよく通す、という性質は外せません。
これは教科書というよりもゲーム、そしてアニメの『ポケットモンスター』で知ったという人も多いでしょう。「みずタイプ」のポケモンは「でんきタイプ」の攻撃に弱いという仕様になっています。アニメ『ポケットモンスター』の第5話「ニビジムのたたかい!」ではニビシティのジムリーダーのタケシが繰り出すイワーク(いわタイプ)に、ピカチュウが大苦戦。しかし、そこでスプリンクラーが作動してイワークが水浸しになり、「導体」となった相手にピカチュウは電気を食らわすのです。
冒頭でも述べたとおり、「鎧を砕くほどの急激な冷却に果たして人間が耐えられるのか」や「ゴムも電圧によっては絶縁破壊で電気が流れる」「水も純水に近ければ電気抵抗が高まる」などなど、作中で言及されている以上の疑問を持ち込むことは避け、まずは何より私たち誰もが知っている理科の知識がマンガやアニメをこうも盛り上げてくれていたのだということを、しみじみ感じたいと思います。「勉強なんて何の役に立つのか」と言えば……バトルマンガを楽しむことに役立っていたのです。
(片野)
マグミクス2022.06.01
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